危険を予測した運転とは? ②・③
前回 危険を予測した運転とは? の続きになります。
2、起こりうる危険・予測
この写真をみて、起こりうる危険を考えてみましょう。
★自車は、右折待ち
如何でしょうか?
では、大まかに 2つの分類に分けて考えていきたいと思います。
①顕在的 危険予測
顕在的とは、
隠れておらず明確になっている様を言います。
目に見える 危険要因と自車の関わりを探すということになります。
・T字路
・横断歩道、停止線が 交差点に近い
・右側、歩道に丸い石の縁石
・前方、此方に来る 右折車がいる
・左側にコンビニ 電柱
パッと見て目につくものを数点書き出してみました。
他にもあれば、コメントの方に書き出してみて下さい!!
②潜在的 危険予測
潜在的とは、
外からは見えない状態で、存在する様を言います。
目に見えない危険要因から生じる危険に対して、予測して準備する必要があります。
急なトラブルに対して、準備や予測が できていると焦らず行動出来ます。
・見通しの悪い交差点
→コンビニの存在で左から歩行者等が見えず、歩行者側からも自車が見えづらい。
・右側の丸い縁石、狭い幅の道路
→大回りして左折、小回りしてくる右折車がくるやも…
→大型車など、小回りしても対向車線にはみ出して来る車両があるやも。
その他、写真には関係ないですが、
・駐停車車両による死角や、対向車との死角
→屋根上、床下などの確認。
も潜在的危険予測の1つですね!
では、改めて、危険予測した内容を踏まえて
動画を見てみましょう。
https://static.blog-video.jp/?v=UhSRgHC1BlVBMoHvQDuLTbBF
本来、右折待ちもしている為、右寄りにて停止しなければなりません。
しかし、交差点から横断歩道が近く、停止線も近い交差点。
左手前には、電柱があり 対向車が進入してきた際に、回避が難しくなります。
●左側に寄せる、停止線手前で停車
●中央に待機、停止線が見える位置で停車
→大型トラック、バスが右左折時に曲がりきれない可能性
結果:左側に寄せ、停止線が見える位置にて停車しました。
よく、知っている。 以前に、体験・見た事がある道などなら、予測した行動が出来やすいです。
先の状況をよく観察し、その後に影響を受ける可能性を考える余裕が必要です。
それでは、回避出来る準備をしていくためには?
3、危険の少ない 運転行動の選択
①危険に備えた 速度にする
→万が一、危険が発生した時でも 安全に対応ができる速度 “構えブレーキ”
②適切な走行位置
A、危険対象物をとらえやすい、走行位置
B、相手からも見えやすい、走行位置
C、危険が飛び込んできても 回避できる、走行位置
③安全な位置
A、空間の取り方
→左に寄せる、右に離れる など
B、逃げ道、待機場所の確保
→すれ違うための空間
C、前者と安全な距離を保つ
→詰めすぎない。
→停止線オーバーした際に、自車に向かってバックする可能性
D、後車と安全な距離を保つ
→ブレーキをギリギリで踏むと、後続車が同じ速度で 付いてくる可能性。
前もって、後続車に“予告ブレーキ”で 安全な距離を保ってもらうようにする。
ブレーキランプ=この後
止まる?
速度落とす?
何か危険がある?
など、思いやりにも繋がる 安全運転に繋がる ”危険予測” を普段の生活のなかでも、考えてみて下さい。
このような事例なども当スクールのペーパードライバー講習のレッスン中にご説明させていただきます。