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ペーパードライバー講習とは!?ペーパードライバー出張講習と教習所を徹底比較

「ペーパードライバー講習ってなんだろう?」

「聞いたことはあるけど、どこで受講するの?」


運転免許を取得したけど、住む場所やライフスタイルによって、今まで全く運転せず過ごしてきた方は少なからずいらっしゃいます。

突然の引っ越しや家庭環境の変化があると、突然運転しなければならない状況がでてきますよね。


久しぶりに運転することは、とても怖いものです。

そこで活用したいものが、今回ご紹介するペーパードライバー講習です。

インターネットの情報を色々探ってみると、ペーパードライバー講習の存在自体を知らない方も多くいます。


今回の記事では、ペーパードライバー講習を実施している主な二つの講習機関である、

 ・出張講習

 ・教習所

この二つの講習機関の違いについて、お伝えしていきます。


また記事の後半では、ペーパードライバー講習を申し込む際の、お役立ち情報もお伝えさせていただきますので、ぜひご覧ください。


ペーパードライバー講習とは(出張講習)

ペーパードライバー講習を一言で説明すると、

【運転する間隔が空いてしまったことにより、運転することを不安に思っている方に対して行われる講習】

のことです。

ペーパードライバー教習


運転免許は取得してしまったらあとは更新するだけしかできないと思っている方が多く、冒頭でもお伝えしましたが、ペーパードライバー講習の存在を知らない方がいるようです。


ペーパードライバー講習実施機関

大きく分けて、二つの講習機関があります。

 ・ペーパードライバー出張講習 

   指導員が、自宅前や最寄りの駅など、指定された場所まで来てくれて受講します。
   (東京・大阪などではポピュラーになりつつあります)  

 ・指定自動車教習所

   ペーパードライバー講習を行なっている自動車教習所に申し込みをして受講します。

受講される方の特徴

 受講される方の大きな特徴としては、ライフスタイルに変化があり、運転が必要になる方が多いです。

ドライブ


 例えば、

 ・子どもの送迎をしたい

 ・高齢の両親を病院へ送迎したい

 ・免許証を返納した両親のかわりに、自分が運転をする

 ・転勤があり、引っ越し先での日常生活に車が必要不可欠

など、家庭環境の変化にて必要となるケースがあります。


 他には、

 ・転職先で運転が必要になった

 ・会社での事故が多いので、全社員に運転に関するテストが行われる

というように、職場で運転技能が求められるケースもあるようです。


 また、旅行先でレンタカーやカーシェアリングの車を運転するとか、バックで車を駐車できるようになりたいなど、限定的な技能を求めて受講される方もいます。


ペーパードライバー講習の費用について

 費用については、ペーパードライバー出張講習と教習所で比較すると、それほど大きな違いはないと思いますが
 ペーパードライバー出張講習の方が安い場合があります。


 1時間単位で受講できる機関もありますが、多くは2~3時間のコースで10000円~15000円程度で受講できるプランが選べるところが多いです。

費用


 特に出張講習では自由度の高い料金プランが設定されていることがあります。

 おためしプランが用意されているところでは、低価格の受講料で講習を試してみることが可能です。


 特に運転操作が心配な方は、たくさん練習できるプランを最初から選び、1時間単位の費用を抑えられるプランなど、さまざま用意されています。


ペーパードライバー出張講習で受講するメリット・デメリット

ではここから、ペーパードライバー講習を出張講習で受講するメリットとデメリットをご紹介します。


メリット・デメリット

出張講習で受講するメリット

♦︎さまざまな講習プランが用意されていること

 ペーパードライバー出張講習の一番の特徴は、さまざまな講習プランが用意されていることです。

 おためしプランでまずは雰囲気をつかんでみることもできますし、不安な方であれば、たくさん練習できるセットプランなど用意されています。

  

♦︎自由度の高さ

 自由度の高さも出張講習のメリットといえます。

    例えば、

      ・子どものお迎えに実際にいってみる

      ・通勤ルートを実際に走ってみる

      ・普段買い物をするスーパーに行ってみる

      ・ドライブスルーで買い物をしてみる

    などがあります。

 自宅や職場近辺にまで迎えにきてくれるからこそできる講習ですね。


 教習所でのペーパードライバー講習はあくまで教習所近辺での練習になってしまいますので、ここは大きな違いかもしれません。


♦︎マイカーを使える

 やはり練習をするのは、自分のマイカーで練習できれば最高ですよね。

 車体感覚やミラーの見え方など、自分の車で練習したい!と思っている方は多くいます。

マイカー


 マイカーを利用したペーパードライバー講習では、特別な補助ブレーキ装置を用いて講習することもできます。

 その点は、とても安心して講習を受講できますね。


 ちなみに、教習車を貸し出ししてくれる出張講習もありますので、マイカーを使用したくない方は、教習車を借り    れるかどうかを確認しましょう。
ファーストドライビングスクールのペーパードライバー講習では東京校、大阪校共に50分200円で使用可能です


♦︎無料エリア内であれば、無料で迎えに来てくれる

 ある程度限りはありますが、無料で出張可能なエリアがあります。

 自宅や職場近辺まで来てくれて、出張費用がかからないというのは大変お得ですよね。


出張講習で受講するデメリット

♦︎出張講習機関がたくさんあるので、どこが良いか迷う

 ペーパードライバー講習の実施機関を検索すると、意外と数が多いことがわかります。

 もちろん住んでいる地域によっては、出張講習を受けることができないエリアも当然あります。

 選択できることは嬉しい悩みではありますが、探すコストがかかる点はデメリットとなるかもしれません。


♦︎教習指導員や検定員を採用していない講習機関がある

 教習所であれば、運転指導のために必ず必要となってくる資格が「教習指導員資格」や「検定員資格」になります。(ファーストドライビングスクールでは技能検定員、教習所指導員多数在籍しています

 これらの資格は、公安委員会の厳しい試験を合格しなければ手に入らない資格となっています。


 出張講習機関においては、必ずしもこれらの資格をもった指導員を設置しなければならないというルールはありません。


 しかし調べてみると、出張講習機関において「元教習指導員」を採用してペーパードライバー講習を実施しているところも多くあります。

 出張講習を受講される方は、どんな指導員が対応してくれるのか、これらの資格や経験を見てみるのも、よい判断材料になりそうです。


♦︎受講場所によっては、出張費用がかかる

 メリットでお伝えしたように、無料のエリアであれば無料で指導員が迎えに来てくれます。

 しかし、エリア外であれば、出張費用として出費が必要となるケースがあります。


教習所で受講するメリット・デメリット

 続いて、教習所で受講するメリットとデメリットをご紹介します。
 全日本指定自動車教習所協会連合会(全指連)

 先ほどの出張講習のメリット・デメリットと比較して、受講したい講習を選ぶ参考にしていただけますと幸いです。

教習所


教習所で受講するメリット

♦︎ペーパードライバー講習を担当する指導員は、教習指導員か検定員が担当する

 教習所でペーパードライバー講習を担当するのは、教習指導員か検定員が担当します。

 新規免許取得者の指導を普段から行なっている指導員なので、指導力については全く不安なく受講できます。


♦︎指導経験や指導力には問題なし

 運転操作については、個人差が大きく関係してきます。

 新規免許取得者の指導についても、個々人の技量に合わせて進めていくのが通常です。

 

 全くの初心者の方への指導に精通している指導員が、ペーパードライバー講習を担当するので、指導経験や指導力については全く問題がないといえます。


教習所で受講するデメリット

♦︎自由度が低いこと

 教習所によっては、色々なプランを用意しているところがあるかもしれません。

 しかし、教習所の多くは「公安委員会の指定」を受けている場所も多く、自由度の高い講習ができない機関がほとんどです。


 より日常的で実践的な練習をしたいと思っていても、どうしても教習感が拭えないところが教習所のデメリットかもしれません。


♦︎マイカーを使って講習を受けられる場所が限られる

 教習所でのペーパードライバー講習の多くは、教習車を使っての講習になります。


 もちろん、マイカーに対応した教習所もあります。

 自分の車で練習したい!と思っている方は、マイカーの使用が可能かどうか、しっかり確認する必要があります。


♦︎混雑している時期がある

 教習所は繁忙期と閑散期がしっかりと存在する業界です。


 教習所の1年の中で繁忙期は、7月~9月の夏休み時期、12月~3月の冬休み時期です。

 夏休みは大学生の免許取得が多く、冬休み時期は高校生の免許取得が多くなります。


 これらの繁忙期においては、ペーパードライバー講習の受け付け自体を断らざるをえない教習所があります。

 繁忙期シーズンはペーパードライバー講習を受講しにくいことは、デメリットとなります。


教習所のメインは新規免許取得者
 
 その時間に空いている指導員が担当することが多く、担当制が少ない
 
 あまり責任感がなく、指導員が手を抜いてしまうことがある
 


ペーパードライバー講習で学べる意外なこと

 ここからは、ペーパードライバー講習で学べる意外なことをお伝えしていきます。


 ペーパードライバー講習は「すでに運転免許証を取得している方への講習」という大きな特徴があります。


 苦手なことや、集中して練習したいことをあらかじめ伝え、それだけ練習することも可能です。

 ペーパードライバー講習は、時間単位の講習となります。


 予約の段階で何を学びたいか伝えておくことは、スムーズに講習に入るためにとても重要です。

 ペーパードライバー講習で学べる意外なものを、いくつかお伝えしていきます。


超基本、自動車の各装置やスイッチ類

 教習所で免許を取得するときに、自動車の各装置やスイッチについて指導される時間は、本当にわずかしかありません。

メータ

 担当する指導員によっては、それらについて全く触れられないで卒業してしまうこともしばしば。


 また、教習所で免許を取得するときは、あくまで教習車を活用します。

 自分のマイカーの取り扱いについて学べる機会は、ディーラーさんの説明か、車の説明書くらいです。


 自分のマイカーを活用してペーパードライバー講習を受講する際、超基本的な各装置やスイッチ類の指導を学んでみることもおすすめです。


自動車の点検方法

 自動車の点検をこまめにしている人はどれくらいいるでしょうか?

 おそらく、車検の時にしっかりと点検してもらうくらいだと思います。


 一昔前のガソリンスタンドでは、給油スタッフの方が給油をしてくれました。

 その際、ボンネットを開きエンジンルームの点検をしてくれたりしたものです。

 ※ボンネットとは、自動車のエンジン部分の”おおい”のことです。

 

 現代はセルフ給油の文化が盛んになってきました。

 日常的に行われるべき点検が圧倒的に不足しているので、通常走行しているだけでも不具合が起き、車が停止してしまう事例も増えています。

 免許取得時の指導員によっては、ウォッシャー液(窓ガラス洗浄用の液体)の入れ方すら教えていないところもあるようです。


 点検不備は事故に繋がったり、周りの車に迷惑がかかったりしてしまいますので、点検方法を学ぶことは非常に大切なことです。


高速道路での運転

 教習所で免許を取得した方の中には、高速道路の練習を「シミュレータ教習」で行なった方も多くいます。

 高速道路を実車で走ったことのない方からすると、高速道路は恐怖でしかないですよね。

 

高速 (明石海峡大橋)

 高速道路での運転は、一歩間違うと命に関わります。

 はじめて高速道路での運転を練習したい方は、ペーパードライバー講習が非常に役に立つと思います。


バック駐車の練習

 バック駐車に関しては、苦手にしている方も多くいるのではないでしょうか?

 駐車するとき、いつも前から停められるとは限りません。

 

 また、出発するときには後退してから出発することが多くなってしまします。

 駐車するときにバックで停められるようになれば、出発時の危険性が大きく減るので、ぜひ練習したいところ。

 

 ペーパードライバー講習を活用して、バック駐車をとにかく練習するというのもおすすめです。


冬道(雪道)の運転

 冬道を練習できる場所は限定されます。

 積雪のあるエリアに限られるかもしれませんが、冬道の練習はとても大切なことです。
(※ファーストドライビングスクール東京・大阪では積雪の場合中止とさせていただいております)

雪道

 

 特に雪のないエリアから、雪のあるエリアに引っ越しをした場合などは、冬道に対してかなりの不安を覚えます。

 ペーパードライバー講習は、運転自体はできるけど、慣れない状況下の運転をしたい場合にも役に立つ講習となっています。


 ペーパードライバー講習で学べる、ちょっと意外な内容を列挙してみました。

 不安に思っていることを伝え、集中的に学べることは、ペーパードライバー講習の一番のメリットなのかもしれませんね。


ペーパードライバー講習の予約時に伝えること・確認すること

 最後に、ペーパードライバー講習を予約するときに伝えてほしいこと、確認したいことをお伝えいたします。


日時や料金の確認

 日時や料金の確認はしっかりと行なっていただきたいと思います。

 日時を間違ってしまうと、時間のロスになってしまいますので、しっかりと確認しましょう。


 

 また料金についても、さまざまな料金プランが設定されている講習機関がありますので、後々にトラブルにならないよう、講習開始前にしっかりと確認して下さい。


メインで習得したい技術を伝える

 ペーパードライバー講習で学べる意外なことでもお伝えしましたが、何を学びたいか、メインで習得したい技術をあらかじめ伝えておきましょう。


 

 指導員も受講する方のご希望をあらかじめ知っていると、スムーズに講習に入ることができます。

 またどんなアドバイスをしようかと、事前に考えておくこともできます。


 双方にとってメリットしかありませんから、情報をどんどん伝えてほしいところです。


指導員を選べる場合は要望を伝える

 ペーパードライバー講習機関によっては、数人の指導員を抱えている場所があります。


 指導員を選べそうなら、要望を伝えてみて下さい。

   例えば、

     ・女性の指導員がいい

     ・落ち着いた、年齢の高めの指導員がいい

     ・優しい言葉遣いの指導員がいい

     ・声の大きな指導員がいい

     ・一番若い指導員がいい

   など、要望があればぜひ伝えて下さい。


 もちろん全て叶えることは難しいかもしれませんが、伝えてみる価値はあります。

 せっかくお金を払い受講するわけですから、楽しく受講できて、気持ち良くスキルを習得したいですよね。


 「こんなこと言ったらわがままかな?」と思うかもしれませんが、要望があれば遠慮せず伝えてみて下さい。


まとめ

 今回は、ペーパードライバー講習の特徴と、講習機関である「出張講習」と「教習所」のメリットとデメリットをお伝えしました。

 ペーパードライバー講習自体を知らない方にも、ペーパードライバー講習を受講したいけど、どこで受講すればよいんだろう?と思っている方にも、役立つ内容となっていれば幸いです。


 運転操作は、期間が空いてしまうと本当に怖いものとなってしまいます。

 数年間運転しなければ、教習所で練習中の初心者の方より、技術が落ちてしまうことも普通にあります。


 ペーパードライバー講習は、受講するにはもちろん費用がかかってしまいますが、事故を未然に防ぐために大切な学びとなるはずです。


 ぜひ本記事を参考に、ペーパードライバー講習を受講するきっかけをつかんでいただけると幸いです。

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